試合結果


令和3年(2021年)7月12日(月)
選手権東東京大会 第2回戦 駒沢球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
東亜学園 0 0 2 0 5 6       13
学習院 0 1 0 0 0 1       2

試合詳細

投手:菅家、高橋/捕手:阿部
1回表、先頭1番をサード悪送球で出塁させる。2番送りバント、3番デッドボールで1死1・2塁。4番ファースト内野安打で1死満塁となるも、5番を6-4-3のゲッツーに打ち取り、先発のエース菅家が立ち上がりのピンチを切り抜ける。
1回裏、相手エースに1番桐井、2番蔵部が連続三振に倒れるも、3番阿部がライト前ヒットで出塁。4番本多はショートゴロに倒れる。
2回表、6番レフトフライ、7番センターフライ、8番ショートゴロと菅家が3者凡退に抑える。
2回裏、先頭の5番高橋がセンター前ヒットで出塁。6番青柳サードゴロ、7番渡辺レフトフライで2死1塁。8番菅家がレフト前ヒットで繋ぎ、9番堀内も相手エラーで出塁し2死満塁。ここで1番桐井がセンター前タイムリーヒットを放ち1点を先制する。2塁走者の菅家は三本間に挟まれタッチアウト。
3回表、先頭9番をショートゴロに打ち取るも、1番にセンターオーバーのツーベースを打たれる。2番にセフティバントを決められ1死1・3塁。3番の打席間でスチールを決められ1死2・3塁。ショートゴロの間に1失点。なお、2死3塁から4番にライトオーバーのタイムリースリーベースを打たれ逆転を許す。
3回裏、2番蔵部三振、3番阿部がライト前ヒットで出塁するも、4番本多の打席間で2盗失敗。4番本多も三振に倒れる。
4回表、6番サードフライ、7番ショートゴロ、8番レフトフライとここでも菅家が3者凡退で踏ん張る。
4回裏、先頭5番高橋がショートゴロに倒れるも、6番青柳がレフト前ヒットで出塁。7番渡辺はセンターフライに倒れるが、8番菅家が2打席連続のライト前ヒットで繋ぎ2死1・2塁。チャンスを作ったが9番堀内はショートゴロに倒れる。
5回表、先頭9番を四球で出塁させ、1番にセンター前ヒットを打たれ無死1・2塁。2番四球で無死満塁。3番をセンターフライに打ち取り1死満塁。4番に押し出し四球を与え、5番にライト前ポテンヒットを打たれ、なお1死満塁。6番に押し出し四球を与えたところで、2番手の高橋がマウンドに登る。ライトに野村が入る。7番、8番に連続タイムリーを打たれ、1死満塁のピンチが続く。9番サードゴロを蔵部が本塁へ送球し封殺。1番をセカンドゴロに打ち取るも、この回5失点。
5回裏、先頭の1番桐井が四球で出塁するも、2番蔵部三振、3番阿部センターフライ、4番本多三振と後続が打ち取られる。
6回表、先頭2番にセンター前ヒットを打たれる。3番四球、4番ファースト内野安打で無死満塁。5番死球で押し出し。6番のショートゴロを桐井が落ち着いて本塁封殺し1死満塁。7番、8番に連続押し出し、9番にセンター前タイムリーを許し、続く1番に犠牲フライを打たれ、この回6失点。
6回裏、先頭の5番高橋が四球で出塁。6番青柳は三振で1死1塁。7番渡辺が強烈なピッチャー返しを放ち内野安打で繋いで1死1・2塁。8番野村はセカンドゴロに倒れるも走者は進塁し2死2・3塁。ここで9番堀内の打球が相手エラーを誘い、1点を返す。なお、2死1・3塁のチャンスであったが、最後は1番桐井が三振に倒れゲームセット。6回コールド負けとなった。

  • 高校野球ドットコムというサイトに本試合の記事が掲載されています。(https://www.hb-nippon.com/tokyo/report/2229-hb-tokyo-game2021/21785-summergame


  • 【総括】
    初戦からシード校レベルの強豪校に当たってしまったが、対戦が決まってからの3年生に悲壮感はなく、3週間の準備期間の中で速球対策や飛球対策などに取り組み、最後まで目一杯準備をして初戦を迎えることができた。初戦の控室やゲーム前ノックも堂々としており、本当に頼もしい姿で初戦の舞台に立ってくれた。中盤までは相手のヒット数を上回っており、チーム一丸となって最後まで諦めることなく戦い抜いてくれた。
    思い返せば、部員11人で新チームをスタートさせたのが昨年8月。その時点で1年生の入部が遅れた影響でなかなかチームが軌道に乗らず、夏休み中の浦和学院B戦は20失点、その後の練習試合と秋季大会も大敗し、苦しい秋のシーズンであった。仕切り直して冬の練習に取り組み始めた矢先、今度は1月〜3月までの緊急事態宣言発令に伴い、昨年に続く2度目の部活動自粛となった。この3年生は、昨春の5か月、今春の3か月と、高校野球生活2年4か月のうち8か月もチーム活動ができない世代であった。
    春季地区予選も中止となる中、3月下旬から全体練習を再開したのだが、3か月のブランクの影響は大きく1からチームを作り直すようなイメージであった。幸いなことに4月・5月と緊急事態宣言が再発令されても部活動自粛にはならず、練習時間に制限がかけられただけであった。GWに練習試合もこなすことができ、ここで3年生の投手2人、菅家と高橋がゲームの中で成功体験を積めたことでようやくチームとしての形が出来あがっていったように思う。投手2人が安定してきたチームは勢いに乗り、附属戦での勝利に結びついていった。
    この3年生8名は、主将の阿部、エースの菅家を中心にして、本当に良く練習する代であった。朝練は任意参加になるのだが、少しでも多くノックを受けようと7時過ぎにはちらほら選手が集まり始め、朝から活気のある声がグランドに響いていた。放課後の練習は17時まで実質1.5時間しかできない制限下で、朝練で練習量を確保していたのであった。しかしながら、その朝練も5月の緊急事態宣言発令以降は自粛を余儀なくされ、願わくばこの3年生たちからは朝練は奪いたくなかった。努力を惜しまないひた向きな高校野球らしい姿勢を体現する世代だったので、練習だけは目一杯やらせてあげたかった。
    彼らがスローガンとして掲げた「謙虚・誠実・感謝」という心のあり方は、コロナ禍であっても全てを受け入れ、目の前にある野球ができる喜びを噛みしめ、その掛けがえのない時間をチームの仲間と一緒に大切に楽しく過ごすという姿勢に現れていたように思う。自分一人では野球はできないこと、仲間がいるから野球ができること、仲間を信頼してチームがまとまれば強くなること、そんな高校野球の楽しさや嬉しさを実感できたのが最後の4か月だったのではないかと思う。「自分と向き合う」「チームのことを考える」「仲間を思いやる」この3つの三角形のバランスが良いチームが強くなるんだ、と言い続けてきたのだが、このチームは最後にそこまでたどり着いてくれた。3年生一人一人の成長とチームのまとまりに手応えを感じていただけに、やっぱり初戦敗退は本当に悔しい。もう少しだけ3年生と野球ノートを交換したかった。もう少しだけ3年生と一緒に野球がしたかった。
    3年生、色々なことがあった高校野球3年間、本当にお疲れ様でした。良く頑張ったな。謙虚・誠実・感謝という素晴らしいフレーズをこれからも大切に、豊かな人生を歩んでいってください。


    令和3年(2021年)6月5日(土)
    附属戦 学習院G

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 5 1 3 0 1 7 3 2 0 22
    筑波大付 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2

    試合詳細

    投手:菅家、高橋、本多/捕手:阿部/二塁打:阿部3、本多2、高橋2、青柳、桐井
    2年ぶりに開催された附属戦。しかしながら全ての競技が無観客試合となった。観戦できない父母、OB、関係者に向けてライブ配信を行うという異例の試みの中でのプレーボールとなった。
    1回表、2死から3番阿部がレフト前ヒットで出塁。4番本多が死球で出塁し2死1・2塁。ここで5番高橋が左中間を破るタイムリーツーベースを放ち2点を先制。さらに6番渡辺が死球で出塁し2死1・2塁。7番青柳が左中間を破るタイムリーツーベースを放ち、2点を追加。続く8番菅家のピッチャーゴロを相手が悪送球し1点追加、初回に5点を先制する。
    1回裏、先発のエース菅家が1番四球、2番ライト前ヒット、3番送りバントで1死2・3塁のピンチを迎えるも、4番ファーストフライ、5番三振で初回のピンチを切り抜ける。
    2回表、2死から3番阿部がセンター前ヒットで出塁。相手パスボールで2塁へ進み、4番本多のサードゴロが相手エラーを誘い、2塁から阿部が生還し1点。
    2回裏、1死から7番にセンター前ヒットを許すも、8番セカンドフライ、9番ピッチャーライナーで無失点。
    3回表、先頭の7番青柳がセンター前ヒットで出塁。8番菅家は三振に倒れるも打席間にパスボールがあり1死3塁。9番堀内がライト前タイムリーヒットを放つ。1番桐井がレフト前ヒットで続き1死1・2塁。2番蔵部は三振に倒れるも、3番阿部がレフト線へタイムリーツーベースを放ち2点を追加。
    3回裏、1番を三振に打ち取るも、2番、3番を連続四球で歩かせる。4番にセンター前ヒットを許し1死満塁。5番に四球を与え押し出しで1失点。続く6番をサードゴロに打ち取るも3塁走者の生還を許し、この回2失点。
    4回表、先頭の5番高橋が右中間ツーベースで出塁。6番渡辺が送りバントを決めて1死3塁。7番青柳がサード内野安打で繋ぎ1死1・3塁。8番菅家はショートライナー。9番堀内が四球で繋ぎ2死満塁とするも、1番桐井がショートゴロに倒れ無得点。
    4回裏、先頭9番に四球を与えるも、その後のスチールを捕手阿部が2塁刺殺。1番、2番をセンターフライに打ち取り、結果として菅家が3者凡退に抑える。
    5回表、1死から3番阿部が四球で出塁。4番本多の打席間でスチールを決めて1死2塁。本多は三振に倒れるも、5番高橋がセンター前タイムリーヒットを放ち追加点。
    5回裏、2死から5番にレフト前ヒットを打たれる。6番死球で2死1・2塁となるも、6番を三振に打ち取る。
    6回表、先頭の7番青柳がこの日4安打目となるレフト前ヒットで出塁。8番菅家は三振。9番堀内、1番桐井が連続四球で出塁し1死満塁。2番蔵部も四球を選び押し出しで追加点。3番阿部もこの日4安打目となるレフト線タイムリーツーベースを放つ。4番本多もライト線へのタイムリーツーベースで続く。5番高橋の打席間でパスボールがあり1死3塁。高橋四球で1死1・3塁。6番渡辺がセンターへ犠牲フライを放ち追加点。その後も相手エラーや代打野村のセンター前ヒットなどにより、この回一挙7得点。
    6回裏、この回から高橋が2番手でマウンドへ。ライトに野村が入る。先頭8番四球、9番三振、1番にライト前ヒットを許し1死1・2塁。2番四球で1死満塁のピンチを招くも、3番をピッチャーゴロ→ホームゲッツーに打ち取りピンチを切り抜ける。
    7回表、先頭の1番桐井がレフトフェンス直撃のツーベースで出塁。2番蔵部死球で無死1・2塁。ここでも3番阿部がレフト前タイムリーヒットを放ち追加点。無死1・3塁から4番本多がレフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち、この回3得点。
    7回裏、2死から6番にセンター前ヒットを打たれる。7番死球で2死1・2塁となるも、8番をショートフライに打ち取る。
    8回表、1死から2番蔵部が相手エラーで出塁。3番阿部の右中間へのタイムリーツーベースで追加点。2死になるも5番高橋がサード内野安打で2死1・3塁。6番渡辺がライト前タイムリーヒットを放ち、この回2得点。
    8回裏、高橋が3者凡退に抑え、3イニングを無失点。
    9回表、先頭8番野村が四球で出塁するも、後続が凡退し無得点。
    9回表、3番手として本多がマウンドへ。1死から4番四球、5番キャッチャーフライ、6番四球で1死1・2塁となるも、最後は7番をライトフライに打ち取りゲームセット。
    6打数6安打6打点の主将阿部がMVPに選出された。この他にも、5番高橋と7番青柳が共に4安打3打点と活躍し、チーム全体で21安打、2年ぶりの附属戦で勝利を収めることができた。


    令和3年(2021年)3月
    春季大会地区予選 新型コロナウィルス感染拡大防止のため中止

    令和2年(2020年)9月13日(日)
    秋季大会地区予選 第1回戦 東大和高校G

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    都武蔵丘 0 1 0 0 0 0 4 1 4 10
    学習院 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2

    試合詳細

    投手:高橋、菅家、高橋/捕手:阿部/二塁打:蔵部
    1回表、1番ライトフライ、2番セカンドゴロ、3番サードゴロ、エース高橋が初回をリズムよく三者凡退に抑える。
    1回裏、1番渡辺セカンドゴロ、2番蔵部セカンドフライ、3番阿部三振。
    2回表、4番ピッチャーライナーで1死。5番に左中間を破られるツーベースを打たれる。6番四球で1死1・2塁。7番打席時にパスボールがあり1死2・3塁。7番にサード強襲の内野安打を打たれ先制を許す。なお1死1・3塁からスチールを決められ1死2・3塁とピンチが続いたが、8番三振、9番ピッチャーゴロとピンチを切る抜ける。
    2回裏、4番桐井サードゴロ、5番高橋三振、6番青柳ショートゴロエラーで出塁。7番堀内死球で2死1・2塁とするも、8番菅家三振。
    3回表、1番ライトフライ、2番ショートライナー、3番ファーストフライ。
    3回裏、9番野村三振、1番渡辺センター前ヒットで出塁。2番蔵部死球で1死1・2塁。チャンスでクリーンアップを迎えたが、2塁走者の渡辺が牽制死。3番阿部が死球で繋ぎ2死1・2塁とするも、4番桐井がサードゴロに倒れる。
    4回表、4番ショートライナー、5番セカンドゴロ、3番サードゴロ。
    4回裏、先頭の5番高橋がレフト前ヒットで出塁。6番青柳の打席時にスチールするも2塁タッチアウト。青柳ショートフライ。7番堀内ライト前ヒットで2死1塁となるが、8番菅家サードゴロ。
    5回表、7番ショートゴロ、8番ピッチャーゴロ、9番サードゴロ。
    5回裏、9番野村三振、1番渡辺三振、2番蔵部ショートゴロ。
    6回表、1番ライトフライ、2番ショートフライ、3番セカンドフライ。エース高橋が3回〜6回まで三者凡退に抑える好投。
    6回裏、3番阿部三振、4番桐井ショートゴロ、5番高橋三振。
    7回表、4番レフト前ヒット、5番に右中間を破られるタイムリースリーベースを打たれる。6番サードゴロ、7番四球で1死1・3塁。8番打席時の相手スチールを捕手阿部が2塁刺殺し2死3塁。8番の三遊間への打球をショート桐井が好捕するも1塁へ悪送球し追加点を許す。なお2死2塁から9番にレフト前タイムリーヒットを打たれる。本塁送球間に打者走者が進塁し2死2塁。1番にもレフト前タイムリーを打たれ、この回4失点。
    7回裏、先頭の6番青柳が四球で出塁。7番堀内がライト前ヒットで続き無死1・2塁。8番菅家の送りバントは3塁封殺され1死1・2塁。9番野村三振、1番渡辺セカンドゴロに倒れる。
    8回表、先頭の3番にライト前ヒットを打たれる。4番打席時の相手スチールを捕手阿部が2塁刺殺。4番センター前ヒット。1死1塁から5番にライト前ヒットを打たれ1死1・3塁。6番ファーストフライで2死1・3塁。7番にセンター前タイムリーヒットを打たれ、追加点を許す。
    8回裏、先頭の2番蔵部がレフト線へツーベースを放ち出塁。ここで3番阿部がレフト前タイムリーを放ち、本塁送球間に進塁して無死2塁。4番桐井ショートゴロエラーで出塁し無死1・3塁。桐井のスチールが成功し無死2・3塁。5番高橋がセンター前ヒットを放ち、なお無死1・3塁。高橋がスチールし無死2・3塁とチャンスが続く。6番青柳ピッチャーゴロ、7番堀内が死球で繋ぎ1死満塁となるが、8番菅家、9番野村が連続三振に倒れ、追加点ならず。
    9回表、2番手として菅家がマウンドへ。9番バント小フライ。1番四球、2番打席時の牽制悪送球で1死2塁。2番四球で1死1・2塁。ワイルドピッチで1死1・3塁。1塁走者にスチールを許し1死2・3塁。ここでボークを取られ追加点を許す。1死3塁から3番にセンター前タイムリーヒットを打たれる。4番打席時にスチールを許し1死2塁。4番死球となったところで、再び高橋がマウンドへ。5番レフトフライで2死1・2塁とするも、6番に左中間を破られるタイムリーツーベースを打たれ、この回4失点。
    9回裏、1番渡辺セカンドゴロ、2番蔵部セカンドフライ、3番阿部ファーストフライでゲームセット。
    中盤に投手が踏ん張り、流れが拮抗する中でこちらが追い上げたいところであったが、牽制アウト、サイン見逃しなど、自分たちのミスから相手に流れを渡してしまった。課題はたくさんあるが一つ一つ整理して、秋、冬とチーム力を向上させていきたい。