試合結果


平成27年(2015年)7月20日(月祝)
選手権東東京大会 第5回戦 神宮球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
学習院 0 0 0 2 0 2 0     4
日大豊山 5 3 0 0 0 2     11

試合詳細

投手:木村、中村/捕手:鶴岡/二塁打:小堀、佐々木
57年ぶりの5回戦進出(ベスト16)の余韻に浸りたいところであったが、5回戦の日大豊山戦は連戦となってしまった。中一日でもあればという思いもあったが、これも夏の大会であるので仕方ない。4回戦が終わってからすぐに戦術を練り始めたが、選手に指示する内容をまとめ終わったのは翌朝3時。朝一番で選手全員にメールを配信し、相手の特徴、守備位置、投手対策、相手打者への配球など、電車の中でメールをよく読んでくるよう指示。連戦で疲れているのかと思ったが、集合したときの選手の顔色はこちらが心配するほど悪くない。トーナメントを勝ち上がることのできた嬉しさと自信だろうか。終盤まで食らいついて、相手投手の速球に慣れてきた頃に逆転する、うちらしい「しぶとさ」を発揮しよう、今日も泥臭く戦っていく、こんなゲームプランを説明しながら選手をグランドに送り出した。選手たちも本気でベスト8を狙っている、手応えのある顔つきだった。休日の神宮球場、学習院のスタンドも応援する方々で一杯であった。最高の舞台に選手を送り出すことができた。

1回表、この日1番に起用した飯山が、相手投手の速球を詰まらずに打ち返すもショートゴロ。2番小堀センターフライ、3番木村ライトフライ。
1回裏、先頭の1番をサードゴロに打ち取るも、飯山の1塁への送球が少し逸れてファースト鎌田が捕球できず出塁を許す。2番送りバントで1死2塁。3番にレフト前ヒット、4番に四球を与え1死満塁。ここで5番にライト前ヒットを打たれ1点を先制される。さらに6番に左中間へ満塁ホームランを打たれ初回5失点。
2回表、先頭の4番鈴木がセンター前ヒットで出塁。5番鎌田の送りバントは相手投手の好フィールディングにより1−6−3のゲッツー、チャンスを逃す。
2回裏、先頭の2番死球、3番センター前ヒット、4番四球で無死満塁。5番を三振に打ち取るも、6番の打席間にバッテリーエラーがあり1失点。6番にセンター前タイムリーヒットを打たれ3失点。ここで投手を木村から2年中村に交代。1死1塁からセカンドゴロゲッツーの2塁送球が逸れ、1死1・2塁とピンチを広げてしまうが、中村が後続を打ち取る。
3回裏、先頭の1番をショートゴロエラーで出塁させるも、相手スチールをキャッチャー鶴岡が2塁へストライク送球し捕殺。2死から連続四球でピンチを迎えたが、5番の強い当たりのサードゴロを飯山が上手くさばく好プレーでピンチを切り抜ける。
4回表、先頭の1番飯山がセフティバントで出塁。ここで2番小堀がバスターからレフトオーバーのタイムリーツーベースを放ち1点を返す。さらに3番木村がレフト前ヒットで続き無死1・3塁。ここで4番鈴木がライトに犠牲フライを放ち、この回2得点。
4回裏、先頭のサードゴロの送球をファースト木村が落球し出塁を許したが、後続をショートゴロ、ショートフライ、三振に打ち取り、中村が踏ん張る。
6回表、先頭の9番佐々木がレフト線を破るツーベースで出塁。1番飯山もセンター前ヒットで続き無死1・3塁。2番小堀三振、3番木村ショートゴロで2死2・3塁。4番鈴木の打席間で相手バッテリーエラーにより1点追加。さらに鈴木がセンター前タイムリーヒットを放ちこの回2得点。
6回裏、先頭の5番センター前ヒット。6番サードゴロ、2塁封殺。7番四球で1死1・2塁。8番サードゴロ、3塁封殺で2死1・2塁。9番の打席間にダブルスチールを決められ2死2・3塁。ここで9番にレフト線を破るタイムリーツーベースを打たれ2失点。
7回表、先頭の6番鶴岡が相手エラーで出塁。7番酒井三振。8番途中出場の飯室(陸)がピッチャー強襲の打球を放つも2塁封殺される。9番佐々木ファーストフライ。
7回裏、先頭の2番にセンター前ヒットを打たれ、送りバントで1死2塁。ここで4番にセンター前ヒットを打たれ、センター小堀が懸命にバックホームするも、送球が逸れ2塁走者が生還。7点差がつき7回コールド負けとなった。

【総括】エース木村は、5回戦当日の朝、先発を志願してくれた。2年間エースとしてマウンドを守り続けてきた意地とプライドがあったのだろう。前夜のメールのやり取りでは、無理はさせられないよと伝えたのだが、疲れはあるかもしれないが、あとは気持ちですね、と返答してきてくれた。最後までチームのために気持ちで投げようとしてくれたことに成長を感じ、素直に嬉しかった。連戦、連投となり、最後は降板することになってしまったが、チーム全員が木村を信じてマウンドを託し、エース木村で5回戦を真っ向勝負できたことに全く悔いはない。
振り返るとこの代は、エースで3番の木村の実力が飛び抜けており、周りがそのレベルになかなか追いついず苦労した1年であった。けれども、3年6人の明るさと絶え間ない努力が身を結び、最後は劇的にチーム力が向上していった。夏の大会は決して木村だけが目立つようなチームではなく、一人一人が与えられたポジションで活躍・躍動するチームに変貌していった。この代のチームスローガン「不動心〜あの夏の悔しさを忘れない〜」のもとに、3年生が過去2年間初戦を突破できなかった先輩たちの思いも受け継ぎ、スタンドのOBたちと心を一つに戦ってくれた。きっとこれまで何十年も4回戦の壁を突破できなかったOB諸先輩方の思いも乗り移ったのだと思う。
3年生、本当に良く頑張ったな、勝ち上がることができて本当に良かったな。君たちの諦めないひた向きなプレーは、応援してくださった方々にきっと希望と感動を届けましたよ。
57年ぶりの5回戦進出、ベスト16に入れたこと、これまで支え応援してくれた父母やOB、学習院高等科野球部に関係する全ての方々と喜びを分かち合いたい。4回戦に勝利した際の神宮第二球場のスタンドの光景、5回戦に破れた際の神宮球場スタンドからの温かい拍手、どちらも絶対に忘れることなく、また良い選手を育て、良いチームを作って5回戦の舞台に戻ってきたい。次こそは、皆の悲願であるベスト8進出を成し遂げたいと強く思う。
(最後にこぼれ話。夏の大会が終わってから、父母、OB関係者から私宛にたくさんの写真データが届いた。その数なんと4,800枚(笑)。皆さん、興奮してシャッターを押してくれたのだろう。大変感謝しております。まだまだ上を目指していきますが、5回戦進出ってこんなところでもすごい。)

  • 高校野球ドットコムというサイトに本試合の記事が掲載されています。
    http://www.hb-nippon.com/tokyo/report/1406-hb-tokyo-game2015/13516-summergame
  • 学校法人学習院の公式ブログに大会結果が掲載されています。
    http://www.gakushuin.info/2015/07/57516.html

  • 平成27年(2015年)7月19日(日)
    選手権東東京大会 第4回戦 神宮第二球場

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 0 5 0 0 0 0 1 0 3 9
    上野学園 1 0 0 0 0 2 1 0 0 4

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/三塁打:鈴木 /二塁打:鈴木、中村
    2009年以来6年ぶりの4回戦進出。相手は昨年の秋季ブロック予選で完封負けを喫した上野学園。足立学園、都葛飾野、立志舎と強豪校を撃破してきており、相手エースはスライダーが良く切れ、2試合連続で二桁奪三振を記録している。泥臭く9回を戦い切る精神力勝負、うちのチームカラーである「しぶとさ」を出して来いと檄を飛ばして選手をグランドに送り出した。

    1回表、1番近藤が四球で出塁。2番小堀が送りバントを決めて1死2塁。3番木村は三振。4番鈴木が四球、5番鎌田がショートエラーで続き2死満塁としたが、6番鶴岡はピッチャーゴロで先制ならず。
    1回裏、1番にセンター前ヒットを打たれ、2番はストライクが入らず四球。無死1・2塁から3盗を決められ無死1・3塁。3番のセカンドゴロゲッツーの間に3塁走者の生還を許し1点を先制される。
    2回表、先頭の7番酒井が1塁ベースを強襲する内野安打で出塁。8番木全が四球で繋ぎ無死1・2塁。9番佐々木の送りバントは3塁封殺され1死1・2塁。1番近藤がレフト前ヒットで繋ぎ1死満塁。ここで2番小堀がスクイズを成功させ同点に。この場面、相手ベースカバーが遅れ小堀も1塁に残りなお1死満塁。3番木村がセンター前タイムリーヒットを放ち1点勝ち越し。続く4番鈴木がセンターオーバーのタイムリースリーベースを放ち、この回一挙5得点。
    3回表、2死から8番木全がレフト前ヒットで出塁、盗塁を決め2死2塁とするも、9番佐々木三振。
    3回裏、2死から1番にショート内野安打を許し、盗塁を決められ2死2塁となったが、2番を三振に打ち取る。
    5回表、先頭の5番鎌田が四球で出塁。6番鶴岡送りバント、7番酒井がレフト前ヒットで繋ぎ1死1・3塁とチャンスを広げたが、8番木全、9番佐々木が凡退。
    6回表、1死から小堀が四球で出塁。2死から4番鈴木が左中間を破るツーベースを放ち、1塁から小堀が一気にホームを狙ったが、相手の見事な中継プレーにより本塁タッチアウト。
    6回裏、先頭の3番にレフト前ヒットを打たれ、4番にエンドランを決められ無死1・3塁。5番のスクイズを木村がグラブトス、好フィールディングにより本塁タッチアウト。その後2死1・3塁から7番にレフト前ヒットを打たれ1失点。さらに8番にライト前ヒットを許し2死満塁。9番にセンター前ヒットを打たれ、この回2失点。
    7回表、先頭の5番鎌田がセンター前ヒットで出塁。6番鶴岡が送りバントを決めて1死2塁。ここで代打中村がライトオーバーのタイムリーツーベースを放ち1点追加。
    7回裏、先頭の2番に四球を与え、4番にレフト前ヒットを許し1死1・3塁。5番のショートゴロの間に3塁走者の生還を許す。
    8回裏、1死から8番にレフト前ヒットを許し、2死2塁のピンチを迎えるも、木村が1番をレフトフライに打ち取る。
    9回表、先頭の5番鎌田が四球で出塁、6番鶴岡は送りバントを決められず1死1塁。7番途中出場の飯室(陸)がセフティバントを試み、これが相手エラーを誘い1死1・2塁。相手バッテリーエラーにより1死2・3塁。ここで8番木全のサード内野安打により1点追加。さらに1死1・3塁から9番佐々木もライト前タイムリーヒットを放ち1点追加。1番近藤が四球で繋ぎ1死満塁とし、2番小堀のライト犠牲フライにより、この回3得点。
    9回裏、1死から3番にセンター前ヒットを許すも、4番レフトフライ、5番をセンターフライに打ち取りゲームセット。
    昨秋打ち崩せず完封負けした相手から12安打9得点。投げてはエース木村が126球、4失点完投勝利。1958(昭和33)年以来、実に57年ぶりの5回戦(ベスト16)進出となった。


    平成27年(2015年)7月17日(金)
    選手権東東京大会 第3回戦 江戸川球場

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 0 0 4 0 0 0 0 0 0 4
    都立東 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/二塁打:鎌田、鶴岡
    台風の影響で一日順延して迎えた3回戦。この日も第1試合途中から雨が降り出し、第2試合の都立東戦は、ゲーム前アップが終了してから1時間ベンチ待機となった。途中、雨が強くなり試合開催も危ぶまれたが、天候が回復し、もう一度ゲーム前アップからやり直す珍しい展開になった。ゲーム前シートノックもサイドノックに変更され、学習院側の陣取る1塁側ベンチ前のグランド状態が悪いことから、サイドノックを相手側3塁ベンチ前で行うというこれまた珍しい展開に。足場の悪い中での試合開始となった。

    1回表、1番近藤が四球で出塁、2番小堀は送りバント失敗。3番木村はショートフライ。4番鈴木は四球で出塁し2死1・2塁とするも、5番鎌田はセカンドゴロに倒れ先制のチャンスを逃す。
    1回裏、先発の木村が1死から2番に四球を与える。3番のショートゴロでゲッツーを狙うも、セカンド佐々木の1塁送球が逸れ、走者が残る。盗塁を決められ2死2塁。ここで相手4番にレフト前タイムリーヒットを打たれ1点を先制される。
    3回表、先頭の9番佐々木が四球で出塁、1番近藤が送りバントを決めて1死2塁。2番小堀がサード後方へヒットを放ち1死1・3塁。3番木村はピッチャーゴロに倒れ2死2・3塁。4番鈴木が四球で繋ぎ2死満塁。ここで5番鎌田がフルカウントから走者一掃のレフトオーバータイムリーツーベースを放ち逆転に成功する。6番鶴岡もライト前にタイムリーヒットを放ち、この回4得点。
    3回裏、1死から内野安打と盗塁を許し、2死2塁。ここで木村の低めの変化球ショートバウンドをキャッチャー鶴岡が好捕し、飛び出した2塁走者を刺す好プレー。
    4回表、先頭の8番木全がライト前ヒットで出塁、9番佐々木が送りバントを決めて1死2塁とするも、1番近藤、2番小堀が凡退。
    5回表、先頭の3番木村がライト前ヒットで出塁するも、4番鈴木三振、5番鎌田がサードゴロゲッツーに倒れる。
    6回表、先頭の6番鶴岡がレフト前ヒットで出塁。7番酒井送りバント、8番木全が四球、9番佐々木がファーストゴロ、1番近藤が四球で繋ぎ2死満塁とするも、2番小堀はセカンドフライで無得点。
    7回表、2死から5番鎌田がレフト前ヒットで出塁。続く6番鶴岡がこの日3安打目となる左中間へツーベースを放ち2死2・3塁。7番酒井はサードゴロに倒れ追加点ならず。
    7回裏、先頭6番をサードエラーで出塁させる。1死からショート内野安打で1・2塁となるが、9番セフティバントを木村が軽快に処理、1番をファーストフライに打ち取り無失点。
    8回表、先頭の8番木全がサード内野安打で出塁。9番代打飯山はセフティバントを試みるも1塁アウト。1死2塁としたが、1番近藤、2番小堀が凡退。
    9回裏、2死からサードエラーで出塁を許すも、後続を打ち取りゲームセット。
    エース木村は130球、1失点の完投勝利。


    平成27年(2015年)7月12日(日)
    選手権東東京大会 第2回戦 大田スタジアム

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 0 0 2 0 0 0 0 0 4 6
    麻布 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/三塁打:小堀/二塁打:木村、鈴木
    初戦前夜、主将の海翔からメールが届いた。
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    お疲れ様です。明日からいよいよ夏の本番ですが、新チームが始まってからあっという間でした。本当に監督にはお世話になりました。気の利かない自分に付き合ってくださってありがとうございました。明日は監督に少しでも恩返しができるよう、自分たちの力を見ていただけると嬉しいです。自分たちはまだまだ引退するつもりはないのでもう少しお付き合いよろしくお願いします。追伸 自分の家の夜ご飯もトンカツでした。
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    決戦前夜は必勝のカツ丼だなって言いながら、笑って解散した夜に届いたメールだった。気が利いているじゃないか、良い男になったなぁと感心しつつ、こんな返信を打った。
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    気の利かない、口下手な監督は、いつも言い忘れていることがあるかもしれないと不安になり、お守りを作る。どうしても伝えたいこと、これだけは伝わって欲しいこと、色々なことを考えて、今、お守りを作っていました。私も君たちに上手く気持ちを伝えられているかわからないと今日になっても不安になる。きっと海翔と一緒なのだと思う。伝わっていないんじゃないか、チームをまとめきれていないんじゃないか、きっと同じ気持ちじゃないのかなぁ。けどな、きっと伝わっていると信じることにしている。信じるしかないのだよ。私からみたら選手を信じる。海翔からみたら仲間を信じる。きっと俺たちの言いたいことって皆はわかってくれている。だから、大丈夫だ。良いチームに仕上がっているぞ。そこは自信を持って言える。
    海翔は海翔らしく、ひた向きに自分のプレーに徹してきなさい。それで十分だから。前を向いて堂々とプレーしてくれるだけで十分だぞ。明日から、長い長い夏にしよう。
    明日、皆に渡すお守りにはこう書いておいた。
    「絶対に諦めるな」
    「お前たちなら絶対できる」
    「お前たちなら絶対勝てる」
    「いつでも強気、真っ向勝負だ」
    我が家はカツ丼でした。うちの奥さんのカツ丼が一番美味い。だから、明日は勝てる!!メールありがとうな。ゆっくり寝て、明日笑顔で会おう。
    --------------------
    こんなメールのやり取りをして臨んだ初戦であった。

    1回表、1番木全が初球を強振するもキャッチャーフライ、2死から3番木村が四球で出塁するも無得点。
    1回裏、先発はエース木村。1番をセンターフライ、2番をピッチャーゴロ、3番を三振、三者凡退と上々の立ち上がりとなった。
    2回表、1死から6番鶴岡、8番酒井が四死球で出塁し2死1・2塁とするも、9番佐々木三振。
    3回表、2死から3番木村が左中間を破るツーベースで出塁。4番鈴木が左中間へ連続ツーベースを放ち1点先制。続く5番小堀もレフトオーバーのスリーベースを放ち2点を先制する。
    3回裏、2死から四球、レフト前ヒット、振り逃げを許し2死満塁となるも、パスボールで逸れた投球に飛び出した3塁走者を挟殺プレーにしてタッチアウト。
    4回裏、1死から四球、内野安打で1・2塁となるも、相手の3塁へのスチールを鶴岡が刺し、ピンチを切り抜ける。
    5回表、1死から4番鈴木がセンター前ヒットで出塁、5番小堀がセフティバントで続き1死1・2塁とするも、6番鶴岡、7番鎌田が凡退。
    5回裏、2死からサードエラーで出塁を許すも、相手のスチールをまたもや鶴岡が好送球で捕殺。
    6回表、先頭の8番酒井が死球で出塁、9番佐々木が送りバントを決め1死2塁とするも、1番木全がレフトライナー、2番飯山死球、3番木村はセカンドフライで無得点。
    7回裏、先頭5番に四球、6番に死球を与え無死1・2塁。送りバントを決められ1死2・3塁。8番をサードゴロに打ち取り3本間に走者を挟み2アウト。9番を三振に打ち取る。
    8回表、先頭の7番鎌田が四球で出塁、8番酒井が送りバント決めて1死2塁とチャンスを広げるも、9番佐々木、1番木全が凡退。
    8回裏、先頭の1番に右中間スリーベースを打たれ無死3塁のピンチを迎えるも、木村が2番サードゴロ、3番、4番を連続三振に打ち取り、ピンチを切り抜ける。
    9回表、先頭代打の近藤が四球で出塁、3番木村がレフト前ヒットで続き無死1・2塁。4番鈴木はセカンドゴロに打ち取られたが、相手の2塁送球が逸れ、2塁走者の近藤が生還し、待望の追加点が入る。5番小堀はサードゴロ、1死2・3塁から6番鶴岡のライトフライが相手エラーを誘い1点追加。続く7番鎌田が右中間に2点タイムリーヒットを放ち、この回4得点。
    9回裏、最後は木村が2者から三振を奪いゲームセット。
    エース木村が被安打3、10奪三振の好投をみせ、初戦を突破した。

  • 高校野球ドットコムというサイトに本試合の記事が掲載されています。
    http://www.hb-nippon.com/tokyo/report/1406-hb-tokyo-game2015/13341-summergame

  • 平成27年(2015年)6月6日(土)
    附属戦 学習院G

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 0 0 3 0 1 0 0 0 1 5
    筑波大付 0 0 1 0 1 0 0 0 0 2

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/本塁打:木村、鈴木/二塁打:近藤
    1回表、1番飯山がショート内野安打で出塁、2番酒井がレフト前ヒットで続き無死1・2塁。ここで2塁走者飯山が牽制死、3番木村は四球で1死1・2塁。4番鈴木センターライナー。ワイルドピッチがあり2死2・3塁となるも5番近藤三振。先制のチャンスを逃す。
    1回裏、1番四球、2番センター前ヒットで無死1・2塁。3番ショートゴロで1死1・3塁。4番サードゴロ、3塁走者を三本間で狭殺、2死1・2塁。5番四球で2死満塁となるも、6番三振で初回無失点。
    2回表、1死から7番鎌田が死球で出塁するが、8番佐々木は6-4-3のダブルプレー。
    3回表、先頭の9番飯室が四球で出塁。1番飯山の打席で飯室盗塁失敗。飯山が四球で出塁し1死1塁。飯山が盗塁成功、2番酒井はセンターライナーで2死2塁。ここで3番木村が左中間フェンスを越えるツーランホームランを放ち2点を先制。続く4番鈴木もレフトへ2者連続のソロホームラン。5番近藤が3塁線を破るツーベース、6番鶴岡もレフト前ヒットで続き2死1・3塁とするも7番鎌田三振。3・4番の連続ホームランで3点を先制する。
    3回裏、1番ライト線ツーベース、ワイルドピッチで無死3塁。2番四球で無死1・3塁。3番ショートゴロ、ゲッツー崩れの間に1失点。その後、盗塁で1死2塁となるが、4番サードゴロ、5番ピッチャーゴロで追加点を許さず。
    4回表、1死から9番飯室が四球で出塁、1番飯山、2番酒井も四球で続き1死満塁とするも、3番木村ピッチャーゴロ、バックホームゲッツーで無得点。
    4回裏、木村が6番、7番、8番を三者三振に打ち取る。
    5回表、先頭の4番鈴木がショートゴロエラーで出塁。5番近藤が送りバントを決め1死2塁。ここで6番鶴岡がセンター前にタイムリーヒットを放ち1点追加。
    5回裏、9番、1番に連続してライト前ヒットを打たれ無死1・2塁。2番送りバントで1死2・3塁。3番ショートゴロ、3塁走者を三本間で狭殺、2死1・3塁。ここから4番・5番に連続四球を与え押し出しで1失点。なお2死満塁、6番のセカンドへの痛烈なライナーを佐々木がジャンプ一番好捕し追加点を許さず。
    6回表、1死から1番飯山が四球で出塁、2番酒井が送りバントで繋ぎ2死2塁。3番木村四球、4番鈴木レフト前ヒットで2死満塁とするも、5番近藤がピッチャーゴロに打ち取られ追加点ならず。
    7回裏、1死から3番にレフトオーバーのツーベースを打たれる。4番三振、5番四球で2死1・2塁。6番をピッチャーゴロに打ち取り無失点。
    8回表、1死から1番飯山がセフティバントで出塁するも、2番酒井ショートゴロ、3番木村ショートフライで無得点。
    9回表、先頭の4番鈴木が四球で出塁するが、ピックオフプレーにより牽制死。5番近藤四球、6番鶴岡がこの日3安打目となるレフト前ヒットを放ち1死1・3塁。代打中村が死球で繋ぎ1死満塁。8番佐々木三振で2死満塁となるが、9番飯室の打席でワイルドピッチがあり3塁走者近藤が生還し1点追加。
    9回裏、1番ピッチャーゴロ、2番サード後方へのファールフライを飯山が好捕、3番三振でゲームセット。
    先制のツーランホームランを放ち、投げては12奪三振、完投勝利のエース木村がMVPに選出された。


    平成27年(2015年)3月21日(土)
    春季大会地区予選 代表決定戦 あきる野市民球場

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
    都立文京 1 1 0 1 0 0 0 0 × 3

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡
    1回表、相手先発投手は背番号10のサイドスロー。良く腕が振れ、球威のある投手である。1番木全ショートゴロ、2番鶴岡セカンドゴロ、3番木村ピッチャーゴロで三者凡退。
    1回裏、先頭1番打者を四球で出塁させ、盗塁、ショートゴロで1死3塁。3番打者にライト前タイムリーヒットを打たれ1失点。
    2回裏、1死から7番打者死球、盗塁、ワイルドピッチなどで2死3塁とされ、9番打者は打ち取った当たりであったがセンター前に落ちて1失点。
    3回裏、先頭2番打者右中間ツーベース、3番レフト前ヒット、パスボールも絡み無死2・3塁のピンチとなったが、4番三振、5番四球も6番三振、7番ピッチャーゴロ、エース木村が踏ん張る。
    4回裏、1死から9番打者の打球をライト木全が目測を誤りスリーベース。1番にスクイズを決められ追加点を許す。
    5回裏、先頭3番打者にライト前ヒット、4番四球、送りバントを決められ1死2・3塁。6番ショートゴロを飯山が落ち着いて処理し本塁タッチアウト。後続も抑え追加点を許さず。
    7回表、先頭3番木村がライト線へツーベースを放ち出塁。4番近藤ファーストゴロで1死3塁とするも、5番小堀、6番鎌田が凡退し無得点。
    8回表、先頭代打の中村がサードエラーで出塁。8番佐々木の打席で代走飯室が捕手からの牽制によりタッチアウト。1死から佐々木がサードゴロ悪送球で再度出塁するも、9番飯山、1番木全が凡退。
    9回表、最終回は2番からの好打順であったが、鶴岡ピッチャーゴロ、3番木村ショートゴロ、4番近藤三振でゲームセット。
    序盤から四球やヒットなどで毎回走者を背負い、相手に主導権を握られてしまった。守備面では、要所でエース木村が踏ん張り、本塁タッチアウトなど随所に良いプレーも出たが、攻撃面では3番木村のツーベースのみ、ヒット1本では勝負にならなかった。秋同様、球威のある投手を攻略することができなかった。バッティングの強化が夏に向けての課題として残る。
    最後に、このゲームをもって林コーチが引退となりました。選手として3年間、大学生として4年間、合計7年間、持ち前の明るい誠実な人柄でチームを支えてくれました。試合後、現役部員は皆泣きながら彼にお礼を述べ、大学生になったOBたちも加わり、3回胴上げを行って送り出しました。彼のいない練習が想像できないなぁ、そのくらい大きな存在でした。朝香元コーチに続く永久名誉コーチ就任です。本当にお疲れ様、そしてどうもありがとう。なんだか寂しいから、社会人になってもたまにはノック打ちに来てね。


    平成27年(2015年)3月15日(日)
    春季大会地区予選 第2回戦 あきる野市民球場

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    都立四商 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
    学習院 0 0 1 0 2 0 0 0 × 3

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/二塁打:木全
    1回表、1死から2番打者にライト前ヒットを打たれるも、後続をセカンドゴロ2塁フォースアウト、ファーストフライに打ち取る。
    1回裏、2死から3番木村がセンター前ヒットで出塁。盗塁を決め2死2塁とするも、4番近藤三振。
    3回裏、1死から9番飯山が四球で出塁。盗塁を決め1死2塁。1番木全ライトフライ、2番鶴岡サードゴロエラーで2死1・3塁。ここで3番木村がセンター前タイムリーヒットを放ち1点先制。
    4回裏、2死から7番佐々木センター前ヒット、8番酒井もセンター前ヒットで続き2死1・2塁とするも、9番飯山三振。
    5回表、先頭の6番打者にセフティバントを決められ、そこから送りバントを連続して内野安打にしてしまい無死満塁。9番ファーストゴロを鎌田が落ち着いて本塁へ送球しフォースアウト。1番三振、2番ピッチャーゴロでピンチを切り抜ける。
    5回裏、先頭1番木全がレフトオーバーのツーベースで出塁。2番鶴岡が送りバントで繋ぎ1死3塁。3番木村は敬遠され1死1・3塁。木村が盗塁を決め1死2・3塁。ここで4番近藤がレフト前にタイムリーヒットを放ち2点追加。
    8回表、先頭1番打者を四球で出塁させ、送りバント、ショートゴロで2死3塁。4番打者の当たりが投手後方の内野安打となり1失点。
    エース木村は序盤から球数が増えてしまったが、9回11奪三振、完投勝利。1番木全、4番近藤が起用に応え、捕手鶴岡もショートバウンドを幾度となく止めてくれた。変化球打ちという課題を残すも、冬の間の振り込み、基本練習の成果が少しずつ現れ始めた良いゲームであった。


    平成26年(2014年)9月13日(土)
    秋季大会地区予選 第2回戦 都総合工科高校G

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    上野学園 1 0 0 0 0 2 0 0 0 3
    学習院 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡
    1回表、先頭打者にセンター前ヒットを打たれる。2番のエンドランショートゴロを佐々木が弾き、更に1塁へ低投、走者がそれぞれ進塁し無死2・3塁。3番に犠牲フライを打たれ先制を許す。続く4番のスクイズはキャッチャー鶴岡が素早くバントを処理しホームタッチアウト、追加点は許さず。
    1回裏、2番鶴岡がレフト前ポテンヒットで出塁。3番小堀ショートゴロで2塁封殺。4番木村の打席間にパスボールがあり、小堀が2塁を狙うも相手捕手の好スローでタッチアウト。
    2回から4回まで両投手三者凡退に抑え、投手戦になる。
    5回表、1死から7番を死球で出塁させたが、続く8番の送りバントファールフライをキャッチャー鶴岡がダイビングキャッチ。好プレーで木村を盛り立てる。
    5回裏、先頭4番木村がレフト前ヒットで出塁するも、送りバント失敗、スチール失敗などで無得点。
    6回表、1死から2番を四球で出塁させ、3番に右中間へツーベースを打たれ1死2・3塁。4番のセカンドゴロを角原が弾き2失点。
    6回裏、1死から9番角原がライト前ポテンヒットで出塁。1番酒井三振、2番鶴岡がピッチャーゴロ内野安打で繋ぎ2死1・2塁としたが、3番小堀はレフトライナーに倒れる。
    7回裏、1死から5番佐々木がサードゴロエラーで出塁。6番鎌田がセンター前ヒットを放ち1死1・2塁。ここで代打中村を起用。打席間にワイルドピッチがあり1死2・3塁のチャンスとなったが、中村見逃し三振、8番飯山ピッチャーゴロで追い上げならず。
    8回裏、9番代打永井がセカンドゴロエラーで出塁。1番酒井セカンドゴロ、2番鶴岡四球で1死2・3塁。3番小堀三振、4番木村の打席間にワイルドピッチがあり2死2・3塁。木村は敬遠され2死満塁となったが、5番佐々木はレフトライナーに倒れチャンスを逃す。
    9回裏、6番鎌田レフトフライ、7番途中出場の大場ピッチャーゴロ、8番代打木全が三振に倒れゲームセット。
    相手投手の直球とスライダーに翻弄され10三振。ヒット数はお互い5本であったが、スイングスピード、打球の質を比べると完敗であった。また要所で失点につながるエラーもあり、打撃面、守備面ともに課題は多い。秋以降、2回戦、3回戦と勝ち上がることのできる根拠をしっかり作り上げていきたい。


    平成26年(2014年)9月6日(土)
    秋季大会地区予選 第1回戦 都総合工科高校G

    チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    学習院 3 0 0 0 1 3 0     7
    都杉並 0 0 0 0 0 0 0     0

    試合詳細

    投手:木村/捕手:鶴岡/三塁打:木村/二塁打:佐々木
    1回表、1番酒井がライト前ヒットで出塁。2番鶴岡が四球で繋ぎ、3番小堀が送りバントを決めて1死2・3塁。4番木村はサードゴロエラーで出塁し1死満塁。ここで5番佐々木がセンター前に先制のタイムリーヒットを放つ。6番鎌田押し出し四球で追加点。8番飯山のショートゴロエラーの間に更に1点追加。初回に3点先制する。
    3回表、1死から5番佐々木がサード線を破るツーベースで出塁するも後続が抑えられ無得点。
    5回表、3番小堀がセンター前ヒットで出塁。ここで4番木村が右中間にスリーベースヒットを放ち追加点を奪う。更にチャンスが続いたがスクイズ失敗などで追加点ならず。
    5回裏、ここまでパーフェクトに抑えてきた木村が先頭4番にレフト前ヒットを打たれる。更に5番にライトオーバーのツーベースを打たれ無死2・3塁のピンチを迎えたが、6番のサードゴロ本塁突入をサード飯山が落ち着いて処理しバックホームタッチアウト。後続も三振、サードゴロに抑え得点を許さず。
    6回表、先頭1番酒井がセンター前ヒットで出塁。2番鶴岡送りバント、3番小堀四球で1死1・2塁。4番木村のレフトライナーを相手が弾き1死満塁。5番佐々木が押し出し死球で追加点。6番鎌田がレフト前タイムリーヒットを放ち、この回3点を追加する。
    7回裏、最終回をしっかり抑え7回コールド勝ちとなった。
    エース木村、7回92球、被安打2、9奪三振の好投で初戦を突破した。