試合結果


平成23年(2011年) 選手権東東京大会 第2回戦 府中市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
青稜 0 0 1 4 0 0 1 0 1 7
学習院 0 0 1 0 0 2 0 0 0 3

試合詳細

投手:大城/捕手:久田/三塁打:大城
1回表、エース大城が、3つのアウトを全て三振で奪う上々の立ち上がりを見せた。
1回裏、1死から2番古川がレフト前ヒットで出塁したが、3番久田がショートゴロ併殺打となる。
2回表、2死から7番、8番に連打を許し、9番に四球を与え2死満塁となるも、1番をライトフライに抑えピンチを切り抜ける。
2回裏、先頭の4番安西がセンター前ヒットにて出塁したが、5番福本三振、6番松村セフティバント2塁封殺、7番二宮1塁ゴロで無得点。
3回表、1死から3番に四球を与え、2死2塁となってから、1回戦で4安打を放ち警戒していた相手5番打者に先制のタイムリーヒットを打たれる。
3回裏、先頭の8番大城が四球で出塁、9番淡野が送りバントを決めて1死2塁。相手投手の牽制球が悪送球となり、バックアップしたセンターの3塁送球も悪送球となり大城が一気に生還し同点となる。
4回表、1死から、セカンドゴロ悪送球、捕手前のセフティバントを2者連続で処理できずに1死満塁。2番打者に左中間ツーベースを打たれ2失点。さらにワイルドピッチ、タイムリーヒットを打たれこの回4失点。
5回表、大城が立ち直り、7番、8番、9番を3者凡退に抑える。
5回裏、1死から7番二宮が死球で出塁し、8番大城が送りバントを決め2死2塁。ここで9番淡野がライト前ヒットを放ち二宮が本塁を狙ったがホームタッチアウト。
6回表、この回も大城が踏ん張り、相手の1番から始まる攻撃を3者凡退に抑える。
6回裏、先頭の1番永田が死球で出塁、2番古川がセンター前ヒットで続き無死1・2塁。相手投手の暴投により無死2・3塁に。3番久田がセンターへ犠牲フライを放ち1点。4番安西のライトフライで2塁走者古川が進塁し、2死3塁から5番福本がライト前タイムリーを放ち2点目。2死1塁から6番松村にてヒットエンドランを仕掛けるもライトフライに打ち取られる。
7回表、追い上げた直後のイニングなので抑えたいところであったが、先頭の4番打者にレフト前ヒットを打たれ、盗塁、送りバントで1死3塁とされ、6番にスクイズを決められ追加点を奪われた。
7回裏、2死から9番淡野が四球で出塁し、1番永田がライト前ヒットを放ち2死1・3塁。永田が盗塁を決め2死2・3塁。ここでこの日2安打と当たっている2番古川に打順が回ったが、空振り三振に打ち取られた。
8回表、7回までに150球を投げた大城が粘りを見せる。先頭の8番打者にレフト前ヒット、盗塁を決められ無死2塁となったが後続の9番、1番、2番を抑え込んでピンチを切り抜けた。
8回裏、3点を追って、先頭の3番久田が2塁内野安打で出塁。4番安西は三振。5番福本がセンター前ヒットでつなぎ、1死1・2塁のチャンスを作ったが、6番松村、7番二宮が抑えられ無得点。
9回表、先頭を四球で出塁させ、センターオーバーのタイムリースリーベースを打たれ追加点を奪われる。
9回裏、先頭の大城がレフト線へスリーベースを打ち、中継の間に一気に本塁を狙ったがホームタッチアウト。2死から主将の永田が3塁強襲し1塁へ懸命のヘッドスライディング、意地の内野安打で出塁したが、後続が抑えられゲームセット。無念の初戦敗退となった。
【総括】:エース大城が素晴らしい立ち上がりを見せたが、相手打線の粘りにより序盤から球数が増えてしまった。中盤以降、大城を中心によく守り反撃のチャンスをうかがったが、チャンスであと一本が打てなかった。悔しい初戦負けとなったが、3年生5人には堂々と胸を張ってもらいたい。決して実力のある5人ではなかったが、自分たちの力量を自覚し、人一倍努力した代であった。下級生28人をまとめ上げるのも一苦労だったに違いない。
口下手な主将永田は、居残り練習で人一倍バットを振り、背中でチームをまとめ上げた。
練習試合でエラーの多かったセカンド二宮は、朝練・居残り練習で何本もノックを受け、押し寄せる不安と毎日向き合い努力を重ねた。
レフト松村は、誰よりも素振りを繰り返しコツコツと練習を積み上げ、万全の準備力で心を整えた。晴れ晴れとした笑顔で大会に臨んだ勇姿が頼もしかった。
ライト福本は、昨年の大会(府中市民球場)でのエラーを取り返そうと初回ポケットに塩をしのばせグランドへ向かった。塩をまいた効果があったかはわからないが今年はノーエラー、2安打の活躍、見事昨年の自分を乗り越えてみせた。
エース大城は気迫を前面に押し出し腕を振った。177球の熱投、勝利への執念は誰にも負けていなかった。
高校3年間の全てを出し切ろうと全力でプレーし、最後まで諦めることなく前を向き、声を出し続け戦い切った3年生5人の勇姿は忘れまい。それでも届かなかった公式戦の1勝。3年生の悔し涙とともに28人の後輩たちへ重いバトンが託された。
永田、二宮、松村、福本、大城、お疲れさま。今年もたくさんの希望と感動をありがとう。


平成23年(2011年) 附属戦 学習院G

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
学習院 0 0 0 2 1 0 0 0 0 3
筑波大付 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2

試合詳細

投手:大城/捕手:久田/三塁打:福本/二塁打:淡野
2回表、1死から5番福本がチーム初ヒットするも無得点。
3回裏、2死からエラーで出塁を許したが、捕手久田が相手スチールを刺殺。
4回表、1番永田が死球で出塁、2番古川が送りバントを決め、2死2塁から4番安西のセンター前タイムリーヒットで先制。続く5番福本がライト線へスリーベース、この回2得点。
4回裏、先頭打者を四球で出塁させ、1死3塁から4番にセンター前タイムリーヒットを打たれ1失点。
5回表、7番二宮が死球で出塁し、8番大城が送りバントを決め1死2塁。ここで9番淡野が右中間にタイムリーツーベースを打ち1得点。さらにチャンスが続いたが後続は抑えられた。
6回裏、先頭の1番打者にスリーベースを打たれ、2番の犠牲フライにて1失点。さらに2死1.2塁のピンチを迎えるも大城が三振を奪いピンチを切る抜ける。
7回裏、1死から四球、バント処理エラーで1死1.2塁となるも、大城が連続三振を奪い無失点に。
9回裏、先頭打者をエラーで出塁させ、さらに死球で無死1.2塁。送りバントを決められ1死2.3塁。一打サヨナラの場面となったが、ここも大城が踏ん張り、スクイズウェスト、最後も三振を奪いゲームセット。
エース大城が13奪三振の力投でMVPに選出された。


平成22年(2010年) 秋季大会地区予選 第2回戦 帝京高校G

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
明法 0 0 0 6 0 5       11
学習院 0 0 0 0 0 0       0

試合詳細

投手:大城、久田/捕手:吉川/二塁打:久田
新チーム初戦は1回戦を勝ち上がってきた明法高校との対戦になった。
1回表、先発大城が1死から四球を出したが、無失点の立ち上がり。
1回裏、2番松村が相手エラーで出塁したが、3番4番が凡退し無得点。
2回表、先頭打者にレフト前ヒット打たれ、送りバント、四球にて1死1.2塁のピンチを迎えるが、後続を三振、挟殺プレーにて無失点に抑える。
2回裏、先頭5番永田が四球で出塁、送りバントにて1死2塁、7番吉川がライト前にテキサスヒットを放つが、打球判断を誤り3塁封殺。その後2死2塁の場面で牽制死。走塁ミスでチャンスを逃した。
4回表、先頭打者のレフトへの当たりを判断誤りツーベースにしてしまう。その後四球や暴投が絡み無死1.3塁。ここでスクイズ本塁封殺、6ゴロ本塁封殺により失点を防ぐ。2死2.3塁とするも、1番にレフトオーバーのツーベースを打たれ2失点。その後連続四球を与え4番に満塁ホームランを打たれこの回6失点。
5回表、この回からマウンドに上がった久田が、1死満塁のピンチを迎えたが、連続三振にて無失点。
5回裏、7番8番が連続四球にて出塁し無死1.2塁とするが送りバント失敗。その後2死満塁とするも3番が凡退し無得点。
6回表、先頭にヒットを許し、送りバント後1死2塁から4連打、本塁悪送球、犠牲フライにより5失点。
6回裏、2死から6番久田がツーベースを放つも無得点。6回コールド負けとなった。
投手2人で11与四球12被安打、守備も乱れ、自分たちのリズムで野球をできなかった。攻撃も散発4安打上位打線で1安打のみ、走塁ミスやバントミスもあり、課題の多く残る秋季大会であった。